タピオカは「もう映えない」 聖地・原宿で閉店ラッシュ

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黒田壮吉 抜井規泰
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 台湾発祥の「タピオカミルクティー」を扱う人気店がひしめき、“聖地”とも呼ばれる東京・原宿で、閉店ラッシュが起きている。「タピる?」という流行語まで生まれた大ブームは、早くも下火になったのか。

 17日夕、原宿・竹下通り。人影はまばらで、通り沿いのあるタピオカ店に客は一人もいなかった。20代の女性従業員は「緊急事態宣言が出た4月から人が急激に減り、売り上げも減った」。人出が多少戻りつつある今でも、売り上げは新型コロナウイルスの影響が出る前の半分という。5月から閉める店が出始め、今夏、この周辺だけでも3店舗が続いた。「うちも撤退を考えている」

 裏通りに店を構える20代の女性店長は「コロナと同時にタピオカブームも去ったのかも」。以前は平日でも行列が日常だったが、今は客が数人という日も。売り上げは9割減という。

 竹下通りを歩いていた高校2年生の女子生徒(17)は「好きで今も飲むけど、飲み過ぎて飽きた感じはある」。高校3年生の女子生徒(18)も「タピオカはもう古い。インスタ映えを狙って写真を撮ることもない」と話す。

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