自民総裁選予備選 菅氏が8割獲得 県連、早期解散視野
田井中雅人 斎藤茂洋 岩堀滋 茂木克信
自民党総裁選で14日、衆院神奈川2区(横浜市西、南、港南区)選出の菅義偉官房長官が新総裁に選ばれた。神奈川県連が実施した予備選でも菅氏が約8割の支持を集めて圧勝し、県連割り当て分の3票を総取りした。県内の党関係者の間では、早期の衆院解散・総選挙がありうるとの見方も出ている。
予備選は党員・党友が投票用紙を郵送する形で行われ、14日午前、横浜市中区のホールで開票作業が実施された。有権者は県連所属の党員・党友6万579人で、投票率は64・22%。投票総数3万8905票のうち、菅氏が3万447票(得票率78・26%)を獲得し、石破茂氏の6996票(同17・98%)や岸田文雄氏の1272票(同3・27%)を圧倒した。2001年に77・04%、03年に77・78%の得票率だった小泉純一郎氏をも上回った。
菅氏の勝利について、県連幹事長の土井隆典県議は「国会議員も地方議員も菅さんの応援をしっかりやった結果。2代目、3代目の議員が多い中で、たたきあげの人が総理になることに共感を持った人も多かったのではないか」と述べた。
自民党は麻生太郎内閣当時…