ストレート「生きていく指針になった」 藤川の一問一答
阪神・藤川球児投手の引退会見の主な一問一答は以下の通り。
――率直な気持ちは?
(抑えを奪回した)去年が終わった段階で自分へのチャレンジに勝ったと。あとは、自分じゃなくても、タイガースにとっていい選手、強い駒として出てくれる選手というのがあれば、もうそれでいいという思いでやっていた。
――決断の理由は?
6連戦あったとして、全てに登板する準備があるというのが僕のモットーなんですけど。今年、準備していく中で、2回連投になることすら、あれって思った。これは体がおかしいと。いよいよ来たなと。
――このタイミングで発表したのは?
やっぱりコロナの関係もありまして。僕はタイガースに入って、満員のお客さん、たくさんの応援をいただいてやってきた。発表が遅れると、自分のストレートを見たいと思ってくれているようなファンの方が、球場に来るチャンスも少ないですから、今、(観衆は上限)5千人なんで。
――どんな野球人生だったか?
幸せなことにあと2カ月半ある。自分なりに精いっぱいタイガースに貢献したい。いつ潰れてもいいという覚悟で25歳からやってきた。前向きであり続けたことが良かった。振り返らず、前を向いたことが、一番できたかなと。
――ファンはどんな存在だったか
家族ですよ。本当に、一緒になって相手を攻撃してくれるし。まあ、ないとさみしいですよね。本当に、今シーズン。
――甲子園のマウンドについて
まあ、球児という名前をもらったんでね。自分にとっては母親みたいな存在です。僕の生まれるもっと前から阪神ファンの人のためにもやる意義があった。
――残るシーズンをどう戦うか
いつも最後だと思っていたので、まったく悔いはないんですけど、精いっぱいやりたい。でも選手たちに言いたいのは、やめていく選手に負けるなと。俺に負けているようじゃだめ。
――ファンは日本一の最後のマウンドにいてほしいと願っている
勝負に勝つというのはそんなに甘くない。勝つためには、今ある戦力をどれだけ使って、監督が自由に立ち回って。僕は本当に戦国時代好きなので、僕は途中で倒れましたけれど。まあ、誰かがやってくれるし。その誰かが、みんなが俺だと思えれば良い。
――ストレートへのこだわりは?
自信がないと言えばウソになる時期があった。簡単に三振が取れるし、何だこれは、自分でもどうしてこういうことになったのか、と。それを考えると、自分の生きていく指針にはなりました。脇目もふらず頑張れたのはそのボールがあったので。
――そのストレートがどう変わったのか
コントロールがうまくいかな…
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