第15回ホイップ、口紅…コロナ禍で明暗、売れたモノはどれ?

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江口英佑
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 新型コロナウイルスの感染が世界中に広がって数カ月。日本でも政府の緊急事態宣言や外出自粛でくらしは大きく変わった。記者(30)も在宅での取材が多くなった。仕事以外でも、マスクを求めてドラッグストアを回ったり、あまりしなかった料理が日常になったり。多くの人が生活スタイルを大きく変えるなかで、日用品の売れ行きにはどんな変化がみられるのか。市場調査会社インテージは、スーパーやコンビニエンスストアなど全国4千店の売り上げデータから、様々な商品の売れ行きを推計している。同社の渡辺満アナリストに、「売れたモノランキング」「売れなくなったモノランキング」をもとに分析してもらった。

3月2日の週に売れたモノ。5位ペーパータオル、4位ぬれティッシュ、3位トイレットペーパー、2位うがい薬…。

     ◇

 ――国内でも新型コロナの感染が深刻になりつつあった3月初めの週から見ていきましょう。話題になったマスクがランキングにありませんね。

 「マスクが売れたのは新型コロナが流行し始めそうな1月末、2月初めでした。パニック消費のような状態で、店頭からなくなりました。すでに3月には買いたくても買えない状況だったので、売り上げのデータに入らず、ランキングにも入ってきませんでした」

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 ――店頭から一時消えたトイ…

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