「CFのスピード感、心地よい」 小坂健・東北大教授

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聞き手 専門記者・木村裕明
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 政府の新型コロナウイルス対策は、スピード感も、支援の手が届かない人々への目配りも足りないと多くの批判を浴びた。厚生労働省クラスター対策班に加わってコロナ対策にかかわる一方、クラウドファンディング(CF)と手を組んでコロナに苦しむ人々を支援する基金を設立し、約2万人から資金を集めた東北大学の小坂健教授に、日本の危機管理の課題やCFの可能性について聞いた。

 ――4月3日に「新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金」を立ち上げてから3カ月で、7億円を超える寄付が集まりました。国内のCF史上で最高額です。

 「こんなにたくさんの人が支援をしてくれるとは正直、思っていませんでした。自然災害では被災地にボランティアに行けますが、今回は移動して支援することができません。自分ができることとして、『3密』を避けるだけでなく、もう一歩踏み出して寄付をしていただいた方々が大勢いたのだと思います」

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 ――1万円以下の寄付が9割…

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