大阪が注視する感染1日130人 今春の東京もとに目安

有料記事

森下裕介
[PR]

 新型コロナウイルスの感染状況を見極めるため、大阪府は独自基準「大阪モデル」のほかに「1日の新規感染者130人」という目安を注視している。130人をピークとしてコロナ病床の整備計画を立てており、これを超えると患者の受け入れが追いつかない可能性があるからだ。

 今春に東京都内で最も感染者が多かったのは4月17日の206人。府は、同じ規模の感染が大阪で広がったと仮定すると、ピーク時の感染者は130人になると推計した。患者らは順番に入院していくため、入院患者数は感染者のピーク時から約20日後に最多を迎え、最大で重症は194人、軽症・中等症は1103人にのぼるとみている。

 こうした試算にあわせて府は医療体制を構築しており、重症病床を188床、軽症・中等症病床を1066床確保。感染状況に応じて重症病床は215床、軽症・中等症病床は1400床まで増やす計画があり、今のところ患者を受け入れる余力は十分ある。

 このため、府内の感染者が1…

この記事は有料記事です。残り388文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
森下裕介
東京社会部|裁判担当
専門・関心分野
司法、刑事政策、人権