体温37.5度以上なら帰宅要請へ 下田市が独自ルール

石原幸宗
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 静岡県下田市の松木正一郎市長は16日、観光客に対する市独自の新型コロナウイルス対策を「下田ルール」として発表した。市の玄関口になる伊豆急下田駅で、体温が37・5度以上ある人には原則、帰宅を要請するという。23日から始める。

 市によると、駅の降車出口に、人の顔を検知して体温を測定するシステムを設置、自動で測定する。37・5度以上の人には市が設ける相談窓口のほか、電話を使って帰国者・接触者相談センターで聞き取りをし、帰国者・接触者外来の受診が必要かどうかを判断する。受診は不要となった場合でも、自主的な帰宅を促す。市内の海水浴場でも自主申告を含めた体温のチェックをする。

 下田ルールでは、観光客に過去2週間、37・5度以上の発熱がなかったことや、感染者と接触していないことを求め、さらに出発時の検温も要請する。松木市長は「下田は観光地だが、観光に来る人に対策を要請しているところにこのルールの特徴がある。帰宅をお願いする場合があることを理解した上で来てほしい」と話している…

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