アイヌ民族と歩む未来 ウポポイ開業、各施設をご紹介

有料記事

西川祥一 芳垣文子 磯部征紀
【動画】ともに歌うアイヌの未来 ウポポイ開業へ=日吉健吾、戸田拓撮影
[PR]

 北海道白老町のポロト湖畔に完成した国立の「民族共生象徴空間(愛称・ウポポイ)」が12日から一般公開を始めた。ウポポイとはアイヌ語で「(大勢で)歌うこと」という意味。存続の危機にある先住民族アイヌの文化の復興・発展を目指す日本初の国立施設で、アイヌ民族博物館、民族共生公園、慰霊施設の三つで構成されている。それぞれを分かりやすく紹介する。

 博物館の正面玄関から足を踏み入れると、壁や窓ガラスのあちこちにあしらわれているアイヌ文様が目を引く。アイヌ服飾研究家の津田命子(のぶこ)さんがデザイン監修をしたものだ。

 エスカレーターで2階に上がると、左手にはポロト湖が広がる。奥へと向かう廊下には、世界の先住民族が、映像で登場する。世界におけるアイヌ民族の位置づけを理解してもらおうという趣向だ。

写真・図版
ここから続き

 その奥の右手に基本展示室が…

この記事は有料記事です。残り2502文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら