徳島)最後の「天の川列車」「風鈴列車」 阿佐海岸鉄道

福家司
【動画】阿佐海岸鉄道を走る天の川列車・風鈴列車=福家司撮影
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 阿佐海岸鉄道の阿佐東線(海部―甲浦間)に夏の風物詩「天の川列車」と「風鈴列車」が走っている。8月31日まで。同線は線路と道路を走るDMVの専用路線となるため、両企画は今年が最後。

 6日に走り始めた「天の川列車」は、宮崎県高千穂鉄道(2008年廃止)から譲り受けた「たかちほ」の天井に青や白のLED3千個で夜空に広がる天の川を表現。列車がトンネルに入るたび、車内が幻想的な空間となった。

 「風鈴列車」には開業当初から走る「しおかぜ」を使用。ガラス製の風鈴約40個がヒマワリの造花や短冊と共に天井からつるされ、車内に涼しげな音色を響かせている。両列車とも山側の窓にはすだれが掛けられ、沿線の小学校の児童の俳句が展示されている。

 両列車はおおむね3日ごとに交互に運行している。スケジュールはホームページ(http://asatetu.com/別ウインドウで開きます)に掲載している。問い合わせは宍喰駅(0884・76・3700)。(福家司)

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