静岡)岡部宿・柏屋で七夕 コロナ平癒願い
阿久沢悦子
「コロナとんでゆけ」
江戸時代の風情を残す岡部宿大旅籠(はたご)柏屋(藤枝市岡部町)で27日、「かしばやの七夕」が始まった。新型コロナウイルスの収束を願う短冊など約300枚が軒先のササを彩った。
柏屋を含む静岡、藤枝両市の東海道沿いの史跡や文化財が「日本遺産」に認定されたばかり。記念に入館無料としており、先週末は通常の3倍にあたる1日約100人が訪れた。
市民らは、地元の園児らが書いた「リフティングがうまくできますように」「ばなながたくさんたべたい」といったささやかな願いごとを「ほほえましいね」と言いながら読み上げていた。7月7日まで。毎週土日は先着30人のこどもに岡部のササで作ったミニ七夕飾りをプレゼントする…