兵庫)砂糖控える人も安心 芦屋パティシエ手作りお菓子

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松永和彦

 兵庫県芦屋市の閑静な住宅街で作られている低糖質のお菓子が、健康を気遣う人たちの間で人気になっている。パティシエは病気をきっかけにお菓子作りを始めた女性。病気などで甘いものを我慢していた人たちにささやかな幸せを届ける。

 パティシエは大聖寺(だいしょうじ)真理子さん(55)。経営する「ひみつのひとさじ」は同市岩園町にある。一軒家の1階が、彼女が「アトリエ」と呼ぶ作業場だ。ここで母親や妹らと一緒に、ケーキや焼き菓子を手作りしている。

 大聖寺さんのお菓子は白砂糖を使わず、でんぷんを原料とした「還元麦芽糖」を使う。糖尿病患者らの食事にも使われる、低カロリーで血糖値が上がりにくい甘味料だ。砂糖より甘みが弱いため、塩を少し加えて甘みを際立たせるなど工夫をしているという。

 大聖寺さんのレシピノートに…

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この記事を書いた人
松永和彦
和歌山総局
専門・関心分野
高校野球、吹奏楽、地方行政