一度も開かれず「形骸化」 党首討論、復権の道筋は
政治部・斉藤太郎
取材考記
党首討論を忘れていませんか――。17日に閉じた通常国会を振り返り、疑問がわいた。結局、150日間で一度も開かれなかった。野党議員に尋ねたら、「そういえばそうだな。もう形骸化している」と返ってきた。
党首討論は国会で首相と野党党首が論争する場。2000年に正式導入された。政権交代の機運が高まったころは、数々の名場面が生まれた。12年には民主党の野田佳彦首相が、野党・自民党の安倍晋三総裁に対し、「(衆院)解散をしてもいい」と議員定数削減を迫った。実際、直後に解散した。
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最近は多くても年2回ほど…
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