福島)明治~昭和の鉄道・観光地 旅テーマ 県立博物館

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上田真仁
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 鉄道、観光地の歴史、その土地の特徴を伝える土産物――。県立博物館(会津若松市)で「ふくしまの旅 懐かしの景色を訪ねて」が、28日まで開催中だ。明治時代に鉄道が敷かれ、人々が気楽に移動できるようになり、観光地として知られる昭和までの県内各地の当時の様子がわかる。

 同館発行の図録によれば、1887(明治20)年7月に郡山、12月には仙台まで鉄道が開通。3年後の90年には盛岡、翌年9月には青森まで全通した。この路線が現在の「東北線」と呼ばれるようになるのは、国有化を経た1909年10月からとある。

 会津に、鉄道の誘致運動が起こる。当時の県知事・日下義雄が、渋沢栄一をはじめ政財界の協力を得ながら敷設計画を実現させていく。1895年6月、渋沢が日下に「自分は日本鉄道株式会社の重役としてわずかに援助しただけである」と宛てた書状も展示中だ。

 旅の楽しみのひとつに駅弁が…

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