変わる小学校の部活動 教員「負担大」で廃止、民間委託

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本井宏人 佐々木洋輔
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教育ひろば

 愛知県内の小学校の部活動が様変わりしつつある。顧問を務める教員の負担が大きいなどとして、名古屋市は市立小の部活を民間委託。豊橋市は部活を廃止し、新たな「受け皿」をつくっている。

 名古屋市は、市立小学校の部活動を9月から民間委託する準備として、指導者や補助者を一般から募る「なごや部活動人材バンク」を新設した。

 市立小学校では、4~6年生の児童が週3日間、放課後の1時間半程度、部活動をしている。市は9月から、西、中村、熱田、港、南、守山、名東、天白の8区133小学校で民間委託を予定。残りの8区は来年度に民営化する。

 市によると、人材バンクは地域住民や学生らの登録を募り、委託業者を通じて、登録者と小学校とのマッチングを図る。主に軟式野球、ソフトボール、サッカー、バスケットボール、合唱・器楽などの指導者や補助員として各校に派遣するという。

 人材バンクへの応募条件は競技歴があること。面接などで選考し、安全管理や指導法の研修を経て登録される。市は650人の登録を目標としていて、指導する際の報酬は、時給1千~1500円程度を想定しているという。

 市によると、部活動での人材バンク活用は全国でも例がないという。詳しくは公式HP(https://jinzaibank-nagoya.jp別ウインドウで開きます)か、コールセンター(0120・691・616)へ。

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