岐阜)渡辺雄介さん、障害児の行く末を考える作業療法士
松沢拓樹
故郷の瑞穂市にある住宅街の一角に今春、未就学児の児童発達支援と小学校入学後の放課後等デイサービスの事業をする「立葵の教室」を開いた。障害のある子どもたちに専門的な支援をするため、スタッフは全員が保育士、言語聴覚士、作業療法士などの有資格者だ。
もともと作業療法士として、障害のある子どもたちのリハビリを専門にしてきた。病院などで勤務してきたが、「学校を卒業した子どもたちはどうなっていくんだろう」と思い、より継続的な支援を目指して独立。リハビリだけでなく、就労支援や高齢者のデイサービスといった事業も展開してきた。
教室では、子どもたちが日常のどういうところにつまずいているか、専門的な見地から見守る。例えば、視覚のみで状況を判断してしまう子には「耳で処理すること」を教えるという。「障害の専門家がいることで、保育士も自信を持って支援することができる」
教室には今後、グループホー…
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