富山)移動自粛解除 羽田便乗客「とても助かる」
田添聖史 木佐貫将司
富山空港(富山市秋ケ島)には19日午前8時45分ごろ、羽田発の全日空便の乗客約50人が到着した。バス乗車券の販売機やレンタカーの受付前で列を作り、担当職員らが仕切り越しに対応していた。
到着した長田晴仁さん(34)は「移動がしやすくなってとても助かる」。4月に都内から富山県内へ転勤予定だったが、新型コロナウイルスの影響で7月に延期になったという。「気持ちは楽になるけど、感染予防は欠かさないようにしたい」と話した。
富山空港では5月中旬から、国内線・国際線ともに全便が運休になった。全日空富山支店によると、今月16日から富山―羽田便を1日1往復で再開したばかりで、19日までの利用者は1日約50~90人という。
レジャー客の利用が増えると見込んでおり、7月1日からは1日2往復に増やすという。
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NTTドコモによると、18日午後3時時点の富山駅周辺の人出は、感染拡大前(1月18日~2月14日)の平日平均と比べて8・3%の減少だったという。同社が携帯端末利用者の位置情報を元に試算した。一方、緊急事態宣言が7都府県に出された4月7日(県内の感染者計13人)と比べると、12・1%増になるという。
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