株主総会もコロナで一変 3密回避、株主とも「距離」

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近藤郷平 石塚大樹
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 株主総会がピークを迎えるなか、新型コロナウイルスの感染拡大で運営を変える企業が目立つ。総会は株主と経営陣が対面する数少ない機会だが、今回は「3密」を避けるため、多くの企業が株主に来場の自粛を呼びかける。議事を簡略化したり「おみやげ」の配布をやめたりする例もある。

 豊田自動織機が9日に高浜工場(愛知県高浜市)で開いた総会に出席した株主は、昨年の499人から約9割減の62人だった。会場の座席の間隔を広くし、例年行っている施設見学や記念品配布などもやめて、感染防止に取り組んだ。

 大西朗社長は新型コロナの影響に関する質問に対して「収束に向かっているという見方と、長丁場になるという意見があると思うが、油断をしてはいけない」と語った。総会は、株主からの質問もひとり1問に制限し、昨年より35分早い、41分で終了。大西社長は「コロナで不自由、ご不便をかけた」と最後に語りかけていた。

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 豊田合成が12日に愛知県稲…

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