ふぐ看板で有名、大阪の老舗が閉店へ 「づぼらや」2店

鈴木智之
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 大阪・新世界の立体看板で知られるフグ料理の老舗「づぼらや」が、新型コロナウイルスの影響で閉店する方針を決めたことがわかった。新世界本店と道頓堀店とも休業中だが、再開せずにそのまま閉じるという。

 づぼらやは1920年創業。手ごろな価格でフグ料理を提供し、店先に飾ったフグの大ちょうちんで知られる。創業の地の新世界が労働者街に近く、自由気ままな格好でずぼらに食べてほしいという趣旨から「づぼらや」と名付けられた。

 新型コロナの感染拡大防止のために4月8日から両店の営業を自粛していた。運営会社の松田隆治会長は「3月ごろから売り上げが大幅に減り閉店を決めた。客や従業員には申し訳ない」と話し、名物の看板をどうするかは未定という。残務整理を続け、9月に閉店するという。(鈴木智之)

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