福島)〈生きる〉浪江国保診療所の新医師・本田拓さん

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三浦英之
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 4月、浪江町の診療所に新しい医師が着任した。町国保浪江診療所の本田拓所長(64)。看護師3人や診療放射線技師と共に町民の診察にあたる。

 横浜市出身。弘前大や東京大で医学を学んだ。

 転機は40代だった。大学病院という大きな組織で、「社長」のような教授に仕え、珍しい病気を抱えた患者を診察しながら、研究を続ける日々。その中で小さな町の診療所に勤務する医師と出会い、自らも地域医療に携わりたいと思うようになった。教授に異動願を出し、以来、長崎県の離島や北海道の過疎地などを選んで勤務してきた。

 東日本大震災が起きたとき…

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