佐賀)新幹線、県が突然の協議入り 「議論平行線」

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福井万穂
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 九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の新鳥栖―武雄温泉間の整備方法をめぐり、5日、国土交通省と協議入りした佐賀県。この日の名目は「『幅広い協議』に関する確認作業」と題した面談だった。遅々として進まなかった協議入りの前提を確認する文書作りで、互いの主張を繰り返すなかで突如、県側から切り出した。

 県庁を訪れた国土交通省の足立基成・幹線鉄道課長と、県の南里隆・地域交流部長との面談は、午後1時から2時間半以上にわたった。

 山口祥義知事は昨年12月、赤羽一嘉国土交通相と非公開で面会し、「幅広い協議」に向けた検討に入ることで合意。山口知事が「どういった協議になるか、文書で確認したい」と要望し、文書案についてのやりとりが続いていた。

 県が示した文案に、国交省が…

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