「おかあさん」の詩を残した詩人サトウハチローを記念する「おかあさんの詩全国コンクール」（北上市など主催）実行委員会は、24回目の今年度の作品公募を6月1日から始める。

　童謡「ちいさい秋みつけた」や、戦後大ヒットした「リンゴの唄」などで知られるサトウハチローは、日本で一番多くの「おかあさん」の詩を書いたとも言われる。コンクールはその業績をしのび、文化交流を進めようと、北上市に記念館ができた翌年の1997年から続いている。

　募集する詩は「おかあさん」をテーマとした作品で、原則20歳以下（2000年4月2日以降生まれ）の人なら誰でも応募できる。400字詰め原稿用紙2枚以内に縦書きし、応募は1人2編以内。こわせ・たまみさんら詩人5人が審査し、結果は10月末に発表される。11月に同市の日本現代詩歌文学館で表彰式を行う予定。

　公募は9月4日まで。郵送や…