「辺野古反対」玉城知事与党、県民とのずれ露呈 沖縄県議選大敗
小野太郎 上地一姫 関口佳代子 大下美倫
16日に投開票された沖縄県議選(定数48)で、玉城デニー知事を支持する県政与党が半数を割り大敗した。知事と県議会が一体となって米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画に反対してきた構図が崩れ、玉城氏は苦境に立たされる。
立憲民主や共産、社民などの県政与党は20議席と4減。一方、自民や公明などの県政野党は4増の28議席となり、自公は16年ぶりに県議会の多数派勢力となった。自民県連幹部も「こんなことがあるのか」と驚く大勝だった。
なぜ、県政与党は負けたのか。知事周辺は「『辺野古反対』のメッセージが届きにくくなった」と話す。
「反対ばかり」のイメージに
玉城氏は、2018年に任期…
この記事を書いた人
- 小野太郎
- 那覇総局|沖縄県政担当
国内政治、沖縄
- 【視点】
仲井真弘多知事(2006-2014)のもと、県政与党が少数に転じたのは、初めて沖縄に赴任した2カ月後のことでした。直後はその重みを十分には理解出来ていなかったのですが、その後、仲井真氏が厳しい県政運営を強いられ、翌年の政権交代とも相まって、
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