9月入学・始業 議論は「子どもファースト」で

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フリージャーナリスト・川村真貴子
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教育ひろば

 新型コロナウイルスによる臨時休校が長引くなか、「9月入学・始業」が多方面で議論されるようになってきました。現役の高校3年生が「学校生活が休校のたびに減っていく」とツイートすると多くの共感が寄せられ、安倍晋三首相も「前広に検討」していることを表明しました。複数の知事も「グローバルスタンダード」などを理由に前向きな発言をしています。その一方で、慎重な首長もいますし、教育の研究者らからは「丁寧な社会的議論が必要。拙速な導入は問題を深刻化する」などの意見が出ています。

 私の周囲でも「受験生なのに学校で何も教えてもらえていない」「3カ月も学校に行っていないのにこのままでいいの?」など、子どもだけでなく保護者にも心配や不安が募っています。中学3年の子どもを持つママ友は、集大成となるはずだった部活動の大会の中止が決まった際に「今年度はなかったことにして、もう一度同じ学年をやり直せないのだろうか?」という切実な本音をもらしていました。

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