新型コロナウイルス感染症が広まるなか、日本癌(がん)学会と日本癌治療学会、日本臨床腫瘍(しゅよう)学会の3学会はがん患者向けの注意点をQ&Aにまとめた。各学会のホームページ(http://www.jca.gr.jp/public/c_q_and_a.html)で公開している。
感染を防ぐ方法は、一般の人と変わらない。密集、密閉、密接のいわゆる3密を避けることや手洗いなどが基本になる。電話やオンライン診療の活用、自家用車で病院に行くことで感染のリスクを下げることもできる。
「かかりつけ医にはどんなときに相談したほうがいいか」の問いには、がんの治療や受診の延期・中止について、相談の必要があるとする。不安に思うことがあれば、適切な判断を主治医に聞くようすすめる。
そのうえで、抗がん剤などの薬物治療やホルモン治療を継続すべきかのポイントを紹介。食道や胃、大腸、前立腺、卵巣、乳など部位ごとに、手術や検査を受ける目安なども掲載する。
たとえば早期胃がんの手術は…
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