在阪の4オケ「存続の危機」 公演中止で演奏収入ゼロ

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富岡万葉
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 新型コロナウイルスの感染拡大で、在阪の四つのプロオーケストラが大きな打撃を受けている。中止や延期に追い込まれた演奏会は、関西圏だけで少なくとも100公演近く、損失は億単位に上る。4オケは「存続の危機」を口にしながら、生き残り策を模索している。

 大阪交響楽団(堺市)は、3月だけでも5千万円以上を見込んでいた依頼公演の収入がゼロになった。一方で、契約していたエキストラ奏者たちへのキャンセル料として、約200万円の臨時支出が発生した。

 3~5月で中止や延期になったのは約40公演。公演を再開する見通しは立たず、夏にかけてのチケットも売り出せないままだ。

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 赤穂正秀事務局長(51)は…

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