実は感染知っていた 帰省先の山梨から東京に戻った女性

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 山梨県は3日、新型コロナウイルスのPCR検査結果が出る前に、帰省先の山梨県内から東京都内の自宅に帰ったと2日発表した感染者の20代の会社員女性について、実際は感染を知った後に帰路についていたと発表した。

 女性は4月29日に山梨県内の実家に帰省した。30日に会社の同僚の感染が判明。女性は帰省前から味覚・嗅覚(きゅうかく)に異常があったため、今月1日に県内でPCR検査を受け、2日に陽性が判明した。

 県は2日の発表で、女性には1日の検査後に実家で待機するよう求めていたが、結果が出る前の1日夜に新宿行き高速バスで帰宅したと説明していた。

 しかし、県の発表内容を知った女性の知人から2日夜、「女性は1日夜に県内にいた」と保健所に連絡があった。県が確認すると、女性は2日午前9時すぎに電話で感染を知らされ、直後の同10時台に富士急ハイランドバス停(同県富士吉田市)を出発する新宿行き高速バスで帰京したことを認めたという。

 女性が当初、事実と異なる説明をした理由について、県の担当者は「確認していない」と話した。

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