インハイ中止、代替大会どうする オンライン競技会案も

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清水寿之 堀川貴弘 隈部康弘 辻隆徳
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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、全国高校総体の中止を決定してから一夜明けた4月27日、さっそく動いた競技がある。水泳だ。

 「高校生に、本年度の取り組みを何らかの形で残せないか」

 全国高校体育連盟の水泳専門部がこんな呼びかけとともに、いくつかの代替案を47都道府県の担当者にメールで示した。

 競泳であれば、高校総体の参加標準記録を満たしていた選手を対象に、各都道府県で競技会を開き、全国上位の記録を出した選手を表彰する▽持ちタイムが高校総体の参加標準記録を満たしていた「証明書」を発行する――など4案。大学へのスポーツ推薦で必要とされる「全国大会での成績」を担保する狙いもある。

 飛び込みでは、遠隔地で審判が演技を採点する「オンライン競技会」の案、水球は規模を縮小した全国大会の実施案も示された。

 高校総体中止も視野に、あらかじめ善後策を話し合っていた。全国高体連水泳専門部の須藤聡部長は「少しでも早く動き出し、希望を残したい」。各都道府県から5月中に意見をもらい、対応を決める。

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■都道府県単位でも模索…

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