フランス、「マスクは無意味」から着用義務化に方針転換

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パリ=疋田多揚
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 フランスのフィリップ首相は28日、新型コロナウイルスの感染拡大で3月から続けてきた外出禁止令を5月11日から緩和する方針を明らかにした。当初「マスク着用は意味がない」としていた方針を転換し、着用を公共交通機関などで義務づけた上で、商店や学校を徐々に再開する。

 フランスでは、市民の外出を生活必需品の買い物など政府が指定する目的に限定し、違反した場合は135ユーロ(約1万6千円)の罰金を科してきた。国内の重症入院者数が今月7日をピークに減り続けていることを踏まえ、5月11日以降は、自宅から100キロ以内であれば自由に外出できることになる。

 商店も再開が認められる一方、レストランやカフェ、映画館、劇場、大きな美術館などの再開は見送られた。本来義務教育である幼稚園や小学校も、親の不安が強いことから、登校は任意とした。中学校は18日以降に再開し、高校や大学は6月以降になる。

 マスクについては、中学校で…

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