大幅減便、1万人超える人員削減も 欧米の航空苦境

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ワシントン=江渕崇 ロンドン=和気真也
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 新型コロナウイルスの影響で、欧米の航空産業が苦境だ。欧州では3月以降、移動制限措置などで航空各社の大幅減便が相次ぎ、業績が急速に悪化している。機体メーカーへの打撃も計り知れない。

 米航空機大手ボーイングが29日発表した2020年1~3月期決算は、最終損益が6・4億ドル(約680億円)の赤字(前年同期は黒字21・5億ドル)だった。現金収支でみると47・3億ドルの巨額赤字だった。新型コロナウイルスの感染拡大が世界の航空機需要を直撃。10%の人員削減に踏み切るほか、中型旅客機「787」シリーズの生産を半減させるなど、一段のコスト削減に乗り出す。

 売上高は前年同期比26%減って169億ドル。連続墜落事故を起こした主力小型機「737MAX」の運航再開が見込めず、同型機の生産・納入を見合わせた影響で、商用機の納入が前年同期の3分の1の50機にとどまったのが響いた。商用機部門でみると20・7億ドル(約2200億円)もの営業赤字だった。

 新型ウイルスの影響により…

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この記事を書いた人
江渕崇
経済部次長|国際経済担当
専門・関心分野
資本主義と民主主義、グローバル経済、テクノロジーと社会