「パチンコばかりやり玉に…」店名公表、客と店の本音は
遠藤雄二 中村瞬
群馬県の山本一太知事は28日、新型コロナウイルスに対応する特別措置法に基づき、県の休業要請に応じない9カ所のパチンコ店の店名を公表し、ホームページに掲載した。
県は休業要請後の24日以降、営業を続けていたパチンコ店に改めて休業を要請。27日時点で営業を続けていた25店に対し、28日正午までに休業に応じなければ店名を公表すると通告していた。13店が応じ、3店は29日から休業の意向を示した一方、応じなかった9店は公表に踏み切った。今後も営業状況を調べ、休業指示も検討するという。知事は「抑止効果はあると考えている」と話した。
前橋市内のパチンコ店には「28日から臨時休業」と書かれた紙が張り出された。店長の男性は「やむなく応じたが納得はしていない。倒産したら国や県は補償してくれるのか」と語気を強めた。一方、営業を続ける市内の別の店では28日午前、台数に対し2割程度の客。久々に来たという50代女性は「(休業要請は)やむを得ないと思う半面、パチンコばかりやり玉にあげられるのもどうかと思う」と話した。
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