「誰かと話したい」 コロナ禍、孤独な大学生の悲痛な声

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波多野大介 小林太一

 大学は休み、アルバイトも就職活動もできない。新型コロナウイルスの感染が広がる渦中で、一人暮らしの学生が不安と闘っている。「誰かと話したい」「何も手につかない」。そんな悲痛な声が#ニュース4Uに寄せられた。外出自粛に努めながらも、経験のない孤独と向き合う若者たちの姿を追った。

 名古屋市内の7畳のワンルームマンション。外国語学部4年の女性(21)は、1人で晩ご飯を食べながらため息をつく。「また1日が終わるな」。授業が休講となり、イベントスタッフのアルバイトも3月からなくなった。就職活動も延期。混雑するスーパーも避けるようになった。

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 SNSで社会人になった先輩や高校の部活仲間とやり取りするが、新型コロナの感染が広がってからは家族と過ごす場面を投稿する人が増えた気がして寂しさが増してしまう。

 愛知県でも新型コロナの感染者は毎日増え、不安が募る。「もう誰が感染してもおかしくない」。もし感染したら、軽症でも1人で食料を工面できるのか、重症だったら誰かに助けを求められるのか。

 和歌山の実家の母親は「熱が出たらすぐ言ってね」と言う。心配してくれる気持ちはうれしい。でも、伝えるつもりはない。「母のことだから名古屋まで来てしまう」。帰省もできず、感染への恐怖と親に心配をかけたくない思いの「板挟み状態」だと話す。

■「巣ごもり生活」にストレス…

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この記事を書いた人
波多野大介
西部報道センター
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街ダネ、食、スポーツ
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