「いのりの四季」展 相国寺の宝物通して仏教儀礼紹介

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池田洋一郎
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 臨済宗相国寺派大本山の相国寺(京都市上京区)は、600年の昔から現在の京都御所の北に大伽藍(がらん)を構える。その一角にある相国寺承天閣(じょうてんかく)美術館の「いのりの四季―仏教美術の精華」展では、同寺に伝わる絵画や仏具、古文書など51件の宝物を通して、連綿と続いてきた仏教儀礼を紹介する。

 相国寺は1392年、室町幕府3代将軍・足利義満により創建された禅宗寺院。6月の観音懺法(せんぼう)や10月の開山忌など年間を通して数々の仏教儀礼が執り行われ、種々の宝物がそうした祈りの場を荘厳(しょうごん)してきた。

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 観音懺法は、白衣(びゃくえ…

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