世界トップクラスの検査数、なぜ可能? カギは来院回避

有料記事

エルサレム=高野遼
[PR]

 新型コロナウイルスのPCR検査を世界で最も多く実施している国の一つが、中東のイスラエルだ。検査数が少ない日本とは対照的なアプローチで感染の抑え込みに挑んでいる。検査数を増やせた理由や、その効果を探った。

 「人口当たりの検査数は、世界トップクラスだ」とネタニヤフ首相は強調する。「我々は人口が何倍も多い韓国や英国とも同じくらいの検査数を誇っている。1日3万件に向け、さらに増やしていく」

 イスラエルは現在、1日1万件ペースで検査を重ねている。これまでに実施したのは25万件以上。人口1千人あたり30件となり、米国や韓国なども大きく上回る。日本(同1・07件)と比べると、30倍近い多さだ(Our World in Dataから)。

 なぜイスラエルは世界トップクラスの検査数を実施できたのか。

 大量検査を支えるのが、感染…

この記事は有料記事です。残り1258文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]