コロナ禍で宅配ボックス販売好調、配達員の不安解消にも

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西尾邦明
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 無人でも荷物を受け取れる宅配ボックスの売り上げが急増している。新型コロナウイルスの感染拡大で通信販売の利用が伸びているためで、押印機能が付いた高級品からドアノブにぶら下げる簡単なものまで種類も様々。人との接触を避けられるので、配達員の不安解消にも一役買っている。

 パナソニックは戸建て向け宅配ボックス「コンボ」の売り上げが、3月は前月の1・5倍になった。人気なのは玄関前に置くだけの商品。操作盤のスリットに伝票を差し込むと印鑑が押される。大がかりな工事がいらず、税込み4万3780円から。

 在宅中でも宅配ボックスに荷物を入れるよう表示するシールも配布している。広報担当者は「感染予防で対面を避けるニーズがありそうだ」と話す。

 宅配ボックスを設置するスペースがない家では、ベンチャー企業のイーパーが作った宅配バッグ「オキッパ」が便利だ。ふだんは折りたたんでドアノブにぶら下げておき、宅配業者がバッグを広げて荷物を入れ、南京錠で鍵をかける。一般的な段ボール箱なら余裕で入るといい、税込み3980円。専用アプリで配送状況を確認することもできる。足元では注文が約2倍に増えたという。

 ただ鍵をかけられるとはいえ…

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