「早く時期決めて…」 大学入試の募集遅れ、現場は困惑

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伊藤和行 宮坂麻子 増谷文生
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 萩生田光一文部科学相は17日の閣議後会見で、来春の入学者を対象とした大学の総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜(旧推薦入試)について「募集の時期を遅らせる必要がある」との考えを示した。

 総合型は9月、学校推薦型は11月から出願が始まるが、両選抜の評価対象となるスポーツ大会や文化活動は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で軒並み中止や延期に。萩生田氏は「特定の受験生が不利益を被ることがないように各大学には配慮いただきたい」と話した。

「一般選抜は?」 学校や大学も悩む

 受験生らからは懸念の声があがる。「スケジュールを立て直さなければいけない」。総合型選抜での受験を考えている都内の高校3年の女子生徒(17)は嘆く。総合型選抜の合格発表の時期が遅れれば、その後にある一般選抜(旧一般入試)などへの準備期間も短くなる。「早く時期などの方針を決めてほしい」

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 東京都八王子東高校の宮本…

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