コロナ余波、廃部相次ぐ米大学スポーツ NCAA校の今

有料記事

ロンドン=遠田寛生
[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大で、米国の大学スポーツが廃部や活動打ち切りに追いやられている。背景には、絶大な人気を誇る男子バスケットボールの大会中止が、多くの大学で財政難を招いているからだという。

 米シンシナティ大は14日、全米大学体育協会(NCAA)1部(ディビジョン1)に所属する男子サッカー部の廃部を発表した。春のスポーツ大会の中止が相次いだ影響で体育局全体の収入が減り、予算削減の対象になった。男子サッカー部は1973年に誕生。通算成績は385勝408敗84分けだった。

 突然の決定に、部員の間では動揺が広がっているという。大学としては可能な限り手を尽くす方針で、奨学金制度を利用して入学した部員は卒業まで支援を継続する。希望する学生には、罰則なしで他の大学への転入とサッカー部への所属も認める。

 シンシナティ大のアスレチッ…

この記事は有料記事です。残り715文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

1990s - 2023 JAPAN BASKETBALL

1990s - 2023 JAPAN BASKETBALL

1990年代のバスケブームから現在へ。これは、日本バスケのパイオニアたちが積み上げてきた物語。[もっと見る]