パラアイホ唯一の女子選手、医師に コロナ対策最前線へ

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菅沼遼
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 新型コロナウイルスの感染が世界に広まる中、ノルウェーの車いすパラアスリートが医師として、他の医療従事者とともに、新型コロナ治療の最前線で戦っている。2018年平昌パラリンピックアイスホッケーに出場した唯一の女子選手、リーナ・シュローダー。ツイッター動画で「安全に過ごして」と呼びかけている。

 パラアイスホッケーでは足に障害がある選手がスレッジ(そり)に乗り、激しく体をぶつけ合う。選手の大半が男性で、平昌の同競技では140人弱の選手のうち、シュローダーは唯一の女性だった。ヘルメットの後ろから出た三つ編みの金髪がひときわ目立った。

 平昌パラリンピックの開幕直前、シュローダーに話を聞いた。「他のチームは違うかもしれないけど、私とノルウェー代表にとっては私が男性にまざってプレーするのは普通のこと。パラリンピックに出ることをずっと夢見てきた」とうれしそうに話していた。1次リーグ第3戦に途中出場し、約5分間、夢の舞台に立った。

 実は、彼女にはもう一つ目指すものがあった。医師になることだった。当時も大学に通いながらプレーをしていた。今年、晴れて医師となり、その夢も実現させた。新型コロナウイルスの感染が広がり、出場予定だった欧州選手権は中止。今は診療所で発熱などの症状がある患者のウイルス検査にあたっているという。

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 パラアイスホッケー国際統括…

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