第4回世界を席捲する豪州産和牛 ミスターWagyuとの面会
【第3章前編】ミスターWagyuとの面会
追跡メイドインジャパン和牛編 第3章
自国産の「Wagyu(和牛)」を世界に広げたオーストラリア。
自国産の「Wagyu」をどのように世界に売り込み、ブームにしたのか。なぜ、牛肉だけでなく遺伝資源まで世界に広めるのか。
同国には、「ミスターWagyu」として世界に知られる畜産農家がいるという。その人物に会いたい――。
3月初旬、豪州に飛んだ。
シドニーを経由して空路でメルボルンへ。さらに北東に130キロ、車で約2時間かけて着いたのがアレクサンドラという町だ。
この町を中心に、ミスターWagyuことデビッド・ブラックモア(69)が運営する約3200ヘクタール(東京ドーム約700個分)の牧場が広がる。
放牧されている純粋種のWagyuは約4千頭。生涯の多くを牛舎で過ごす日本とは違い、緑広がる牧場で伸び伸びと暮らしていた。
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■wagyuの遺伝子を販売…
追跡メイドインジャパン和牛編
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