人影なく、ひっそりステージ解体 聖火リレー出発の福島
力丸祥子 小手川太朗
26日は東京五輪の聖火リレーがスタートするはずだった日。会場設営にかかわった人、リレーを楽しみにしていた人――。それぞれが複雑な思いでその時を迎えた。
26日午前10時。この時間に聖火リレーが全国に向けて出発する予定だったスポーツ施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)の上空は雲に覆われていた。
出発式典が予定されていた9番ピッチには、五輪マークやトーチを掲げて走るピクトグラムなどが描かれた特設ステージが残っていた。午前中、ヘルメットをかぶった人たちが脚立や台車を運び込み、解体作業が始まった。
「スーツ着るはずだったのに」
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作業を手伝った千葉市の電気…
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