五輪延期に海外メディアは 「常識的」「時間かかった」

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ニューヨーク=藤原学思 ロンドン=下司佳代子 ソウル=鈴木拓也
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 国外のメディアでは東京五輪パラリンピックの延期について様々な論評が見られた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは「不可避かつ常識的な決定」とする記事を掲載。「世界の関心は、コロナウイルスとの闘いに向けられるべきだ。反対する五輪選手はいないと思う」とした。米紙ニューヨーク・タイムズは「日本経済がすでに低迷する中、深刻な打撃を与える可能性がある」と指摘した。ロイター通信も日本経済への影響が大きいことに触れたうえで、「中止ではなく延期になったことは、安倍晋三首相が首相職を続ける一助となりうる。野党は弱く、分断され、与党には後継者についてのコンセンサスがなく、有権者も延期を受け入れているからだ」と論評した。

 「五輪正式延期 残る多くの疑問」との見出しで記事を配信したのは、スポーツ専門局ESPN。延期の決定に時間がかかったとし、「五輪は選手側の意向をもっと反映させ、より合理的で、環境にやさしく、経済的な大会にスケールダウンする必要がある」と指摘。現行の五輪のあり方に懐疑的な担当記者の声を伝えた。

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 英BBCのスポーツ編集長は…

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