第37回「ARE」なのに「あれ？」　虎スポンサーの上新電機、決算伸び悩み

有料記事阪神アレ・コレ

渡辺七海
写真・図版
「（阪神タイガースの優勝）セールはプラスだった」と語る上新電機の金谷隆平社長=2024年5月7日午後1時7分、大阪市浪速区日本橋西１丁目、渡辺七海撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版

　プロ野球で昨季、38年ぶりの日本一を果たした阪神タイガースの公式スポンサー企業で、家電量販店「ジョーシン」を展開する上新電機が7日、2024年3月期決算を発表した。阪神のセ・リーグ優勝、日本シリーズ制覇と計2回の「記念セール」を大々的に展開したものの、業績は伸び悩んだ。

　売上高は前年比1・2%減の4036億円、純利益は同1・6%減の48億円だった。物価高の影響や、コロナ禍の行動制限がなくなってレジャーへの支出が増えたことなどで、多くの家電は売り上げが伸び悩んだという。

　リーグ優勝記念セールを実施した昨年9月の売上高は前年同月比121%、日本シリーズ制覇記念のセールがあった11月は同118%と大きく伸びた。一方、このセールのタイミングでの家電の買い替えなどが年末年始の需要を「先食い」し、12月と今年1月はそれぞれ88%と前年同月を下回った。

　ただ、金谷隆平社長の顔は暗…

この記事は有料記事です。残り267文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録（1カ月間無料）ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載阪神アレ・コレ（全50回）

この連載の一覧を見る