ローマ教皇の「正午の祈り」、中継に 新型コロナ対策で
ローマ=河原田慎一
ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(83)が、毎週日曜にサンピエトロ広場で行っている「正午の祈り」が、ビデオ映像による中継で行われることになった。ローマ教皇庁(バチカン)が7日、発表した。広場に信者らが多数集まることで、新型コロナウイルスの感染が広がるのを防ぐためとしている。
正午の祈りでは、教皇が広場に面した宮殿の執務室の窓を開けて姿を見せ、信者に向けて説教したり、メッセージを伝えたりする。教皇の姿が見られる機会で、毎回、世界中から多くの信者が詰めかける行事になっている。8日は窓を開けずに執務室の中で撮影し、映像は広場の大型モニターで中継される。
バチカンは毎週水曜にサンピエトロ広場で開く教皇の一般謁見(えっけん)も、ビデオ中継することを決めた。
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