三重県名張市に住む中学1年、津田正太郎さん(13)がチョウの一種、クロミドリシジミの生息を近畿地方で初めて確認した。チョウは全国の愛好家らが生息地を細かく記録しており、子どもが新たに生息地を見つけるのは珍しい。日本鱗翅(りんし)学会英文誌に掲載された。
津田さんは小学2年ごろからチョウに興味を持った。図鑑を読みあさり、羽の輝きが美しい「ゼフィルス」と呼ばれるシジミチョウの仲間にあこがれるようになった。成虫は森で高い木の上を飛び回るうえ、見られる時期が限られ、捕まえるのも見つけるのも難しいチョウだ。
その一種であるクロミドリシジミを見つけたのは、2015年7月だった。大阪市立自然史博物館による昆虫合宿に、小学3年生のときに参加した。兵庫県内のキャンプ場などに近い山間部でゼフィルスを探そうと、歩き回った。
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