岩手)突然の春休み前倒しに戸惑い、懸念、混乱

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 新型コロナウイルス感染拡大による政府要請を受け、県内各学校は2日、休校に入ったり最後の授業を行ったりした。急に決まった春休みの前倒しに、保護者の負担増を心配する意見が出ているほか、教育現場からは学業が疎(おろそ)かにならないか懸念の声が上がった。

 2日から臨時休校が始まった紫波町。放課後児童クラブ古館こどもの家は本来なら午後1時半からのところ、職員の勤務時間を繰り上げ、午前7時半から67人を受け入れた。

 古館こどもの家は第一から第三まである。職員は3カ所で計10人。春休みは子どもたちを1カ所に集め、職員のやりくりを考えていたが、感染防止のため密集させられない。分散して預かることにした。人手が足りない分は古館小の教諭やスクールヘルパーが支援する。埼玉大学で乳幼児教育を学ぶ高橋春咲さん(18)は春休みで帰省中、町役場に勤める母親に勧められて応援に入った。「学童でアルバイトを始めようと考えていたところだった。経験を積みたい」と話した。

 換気が悪く、人が密に集まって過ごすような場所は避けるべきだとされる。佐竹るり子所長(53)は「転落防止のために窓が少ししか開かないが、しっかり換気したい」と語った。

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