第3回国挙げて改良してきた和牛 「日本の宝」を守る側の熱意

【第2章前編】流出を許さない理由
[PR]

追跡メイドインジャパン和牛編 第2章

 私たちは、和牛の遺伝子を「日本の宝」として守る側の人たちも取材した。

 和牛を含む家畜の改良を進める独立行政法人家畜改良センター」は、福島県西郷村に本所がある。敷地面積は東京ドーム225個分の1052ヘクタールだ。

 本所の他に全国10カ所の牧場と1カ所の支場でも家畜を飼育。本所の実験室では、冷凍精子を解凍して卵子と人工授精させたり、遺伝子を分析したりして家畜の改良に取り組んでいる。

ここから続き

 「優良な遺伝子を持つ種雄牛…

この記事は有料記事です。残り722文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

追跡メイドインジャパン和牛編

追跡メイドインジャパン和牛編

世界で和牛ブームが起こる以前に、業界の猛反対を押し切って和牛を輸出した人物がいる。彼は世界に美食を届けた功労者か。それとも…。[もっと見る]