モンゴル、感染防止で大統領を隔離 訪中後に自ら求める

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北京=平井良和
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 モンゴル政府は28日、中国訪問後、帰国したバトトルガ大統領を、新型コロナウイルス感染防止のため隔離したと明らかにした。モンゴルが中国との往来を厳しく制限する中、対中関係を重視して訪中に踏み切った大統領は「私も(制限を受けるべき)国民の一人だ」として、自ら帰国後の隔離を求めたという。

 モンゴル国営テレビや中国メディアによると、バトトルガ氏は27日に北京を訪れて中国の習近平(シーチンピン)国家主席らと会談した。習氏は「中国政府と人民がまさにウイルスと全力で戦っている時に、自ら中国に来て見舞いと支持を伝えてくれた」と歓迎。バトトルガ氏は中国の防疫を称賛し、3万頭の羊を贈ると約束した。

 同氏は訪中前に「私は戻ったら隔離されるべきだ」と表明しており、日帰りで帰国した後、随行職員らとともにウランバートル郊外の政府の隔離施設に入った。当面は施設内で執務をするとみられる。

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