2週間以内に湖北省滞在で「赤い紙」 入国手続き厳格化
福田祥史
新型コロナウイルスによる感染症対策で、全国の空港や港では1日、入国手続きなどが厳格化された。
成田空港では、厚生労働省成田空港検疫所の職員らがプラカードを掲げ、中国、香港、マカオからの旅客は専用レーンに誘導。さらに、その人たちに「湖北省」と記したカードを示し、同省の滞在歴がある人とない人に分けて、検疫と入国審査を実施するようになった。
検疫所によると、過去2週間以内に湖北省への滞在歴がない人は検疫官から青い紙を渡される。滞在歴がある人は赤い紙を渡され、体調や感染者と接触した可能性があるかなどについて質問票に答える。赤い紙を持つ外国人は、その後の入国審査で、原則として入国を拒否される。
これまでも、検疫検査では、すべての到着客についてサーモグラフィーで発熱の有無などを確認していた。(福田祥史)
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