石破氏、首相演説の「東京から一番遠いまち」を検証

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鬼原民幸
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 自民党石破茂・元幹事長が、20日に行われた安倍晋三首相施政方針演説に対し、ブログで「突っ込み」を入れている。鳥取県選出議員として、同じ山陰の島根県江津市が「東京から一番遠いまち」と紹介されたのが説明不足だとし、自ら事実関係の検証に乗り出したのだ。

 石破氏は24日夕、「通常国会開会など」と題してブログを更新した。取り上げたのは、地方創生をアピールした部分だ。

 首相は演説で「東京から鉄道で7時間。江津市は『東京から一番遠いまち』とも呼ばれている。20年以上、転出超過が続き、人口の1割に当たる2800人が減少した」と言及。そのうえで、若者の起業促進策を受けて「一昨年、転入が転出を上回った」とした。

 石破氏が「やや気になった」と指摘したのが、「東京から一番遠いまち」というくだりだ。「正直、やや驚いた。(インターネット上の百科事典)ウィキペディアで江津市を検索すると、『東京から一番遠い町として高校教科書地理Aでも紹介された』とあり、江津市のホームページにも同様の記載があったが、腑(ふ)に落ちない」と、自ら教科書などに当たった検証結果と感想を披露した。

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 2006年発行の「地理A」…

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