もう「ネクラ」とは言わせない 卓球のイメチェン大作戦

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吉永岳央 荻原千明
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 かつて「ネクラ」「ダサい」と言われた卓球は、イメチェン成功の代表例だ。いまや中高生の人気部活の一つとなり、丸善インテックアリーナ大阪で開催中の全日本卓球選手権も盛り上がる。ここにたどり着くまで、卓球界は苦闘を続けてきた。

 花柄やグラデーション、炎を連想させる凝ったデザイン。選手権でプレーする選手は、色とりどりのユニホームに身を包む。東京五輪代表に内定した伊藤美誠(19=スターツ)は上下とも「好きな色」というピンク色。「かわいいと思ってもらえたら」と、スコートの裾はフリルの装飾だ。

 だが、かつてはここまで華やかではなかった。3度目の五輪代表に内定した石川佳純(26=全農)は苦笑交じりに認める。「どっちかと言えばやっぱり、昔は卓球部って入る人が少ないイメージだったと思う」

 卓球関係者には、忘れられないテレビ番組がある。

 「卓球は、ネクラ」

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 1980年代の漫才ブームの…

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