カナダ首相「旅客機はイランが撃墜」 イラン側は否定

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ニューヨーク=藤原学思 ワシントン=渡辺丘 ロンドン=下司佳代子 モスクワ=石橋亮介
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 イランの首都テヘランで8日、離陸直後にウクライナ国際航空の旅客機(ボーイング737型機)が墜落した問題で、カナダのトルドー首相は9日、オタワで記者会見し、カナダや同盟国の情報当局などが収集した証拠をもとに「旅客機がイランの地対空ミサイルによって撃ち落とされた。おそらく意図的ではなかった」と語った。一方、イランメディアはミサイルによる撃墜を否定している。

 墜落したのはウクライナの首都キエフに向かっていた便で、乗員乗客176人全員が死亡。犠牲者の最多はイラン人で82人、カナダ人が63人で2番目に多かった。大半がテヘランからキエフ経由でカナダに向かっていた。トルドー氏は「何が起きたのかを明らかにするために、完全で信用できる調査が必要だ。遺族にとっては間違いなく、さらなる悲しみを与えるものだ」と述べた。

 米ニューズウィーク誌は、米国防総省当局者や情報当局者らの話として、ロシア製の地対空ミサイルシステムによって撃ち落とされた可能性が高いと報道。米CBSテレビによると、米国の衛星が2発の地対空ミサイルが発射されたことを探知し、直後に旅客機が爆発したという。

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 旅客機が墜落したのは、米軍…

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